2017年12月15日 (金)

できること できないこと

多摩川を越えて、都会に行くのが日々おっくうになっていくこの頃……寒風吹きすさぶ中、いってきました、日本橋。
 
「盟友」っていうようなものだと、かねてより思っている嶽本あゆ美さんの、渾身の作が上演されるものだから、これは万難を排していかずばなるまい、と思った。
 
今、「盟友」ってなんだろうと調べたら、誓い合った友、とある。
 
嶽本さんとわたしは、なんの誓いもしてない。
 
でも、「盟友」っていう、感じがするなあ。そういう気もちに、させる人なんだと思う。嶽本さんって。
 
で、『女人往生環』。
 
彼女と話したり、書いたものを読んだりすると、自分が何も知らないことに打ちのめされてしまうのでありますが、「女人往生」って言葉を、知らなかった。
 
わたしも女人のひとりなものですから、まるまる4時間、劇場にいたら、すっかり生きるのが嫌になってしまいました……
 
それとは別に、自分の限界をものともせず、あれもこれも、やりたいことをやれるまで突き進んでいくと、人間、ここまでやれるようになるんだなあと、嶽本あゆ美渾身の作のすばらしさに、つくづく感じ入りました。初めて会った時のことなど思い出し、感無量。
 
この偉業を、嶽本さんはえらい、すごい、さすが、と持ち上げるのは簡単で、本当は、そんな簡単なことじゃ、ない。嶽本さんは、「できるからやる」のではない、できるかできないかなんか、関係なくて、「やる」って思って、やってきただけ。やりたいなら、じぶんもやればいいだけ。わかってるけど、それでも、嶽本さんを、えらい! と心底おもいます。
 
盟友を、偉い、と心から思えることは、しあわせなこと。
あっぱれ、嶽本あゆ美。

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2017年12月13日 (水)

1×467≠467

ごちゃごちゃ通信を出す作業が続いてます。

手を付けたのが、12月7日。1週間たっちゃいました。
もちろん、毎日これだけやっていたんじゃなくて、人に会ったり、仕事に行ったり、焚き火に行ったり、してましたけど、それ以外の時間は、ひたすら、作業して、1週間。
 
前は、すごくはやく、いっぺんに出したくて、助っ人を頼んだり、機械を借りにいったり、作業を効率化するため、いろいろしていたんだけど、まあ、今だって、手伝ってくれる人がいればお願いするんだけれど、このごろ、ほんとに、身の回りにお手伝いをしてくれる余裕のある人がいなくなっちゃって、それで、自分でひとりでやるんですよね。
 
以前なら自分ひとりでも、3、4日もあればこれだけの数、出せるように工夫を凝らしたんじゃないかな、でも、このごろ、そういうの、やめちゃった。
だって、お手紙だしなあ。
 
数が多いですからね、ただ、三つ折りにする作業だって大変。
機械で折ったら笑うほど早いから、予約をしに行くのと、実際の作業と、合計で2時間、自転車に乗るとしても、十分すぎるほど十分に助かるんです。
でもね、もういいの。
 
お手紙なんだからなあ。
 
今号の発送数は467。
大仕事です。
だけど、467通って思うのと、1通を467回って思うのと、違う。
 
一人の人には、1通の手紙だけが、届くんだものなあ。
 
かくして、今日も、1通ずつ。
 
明日には、最後まで行くかなあ。
 
171213_125501 「庭」のバラまき小松菜が、そろそろ密になりすぎて、今日は、何本か、大きいのを切って、もやしと炒めた。
 
大きいったって、かわいいものです。
寒いから、なかなか大きくならないんです。
 

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2017年12月11日 (月)

地上の楽園

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ほんじつは
171211_124502こんないちにち
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おいしくて
171211_132101あたたかで
171211_125101たかくて
171211_125202ざわざわいって
171211_135402ぽかぽかで
171211_153201いままで行ったことのある場所の中で171211_153301
いちばん天国に近い気がした。
 

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2017年12月 9日 (土)

12月の〈えんげきのじゆうじかん〉

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【本日の献立】
・玄米おかゆ、かぶのすりおろしを入れて、ごまをかけたの
・純さんのお味噌汁(きのこ2種、だいこん、にんじん、たまねぎ、ごぼう)
・小松菜とがんもどきの煮びたし
 
ご参加はふたりのななちゃん。
今日のお昼は、断食明けのななちゃんのための、特別ビーガンメニュー。
もう一人のななちゃんには、カフェでピザを食べてきてもらいました。
 
そして、作品は、いつかやりたいとあたためていた、
マーシャ・ノーマン『おやすみ、母さん』。
とてもいいじかんになった。
心が洗われた気分。
感謝。

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2017年12月 7日 (木)

はじめまして【ドアを開ければいつも】

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開始時間ぎりぎりに到着するや、いきなり水仙を机に置きました。
みんなシーンとしてました。
花の似合う、向こう側にいるのはプロデューサーでもあり、出演女優でもある田崎那奈さん。
『ドアを開ければいつも』のスタートです。
丁寧で、根気強く、ひらかれた稽古の予感。いいなあ。
稽古場には、いつでも来てください、と演出の寺十吾さんに言っていただいた。うれしい。
 
Content 年内に、阿藤を通じてご予約いただくと特典があります。
ご連絡ください。
 

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2017年12月 6日 (水)

ほんじつは水曜日

今日はえんぴつのじゆうじかん展の最後の展示作業に行って、

紙の檻から脱走寸前の亀を捕獲!
171206_113102 あぶないところでした。
接着剤でとじこめて、お店の本をたくさん借りて重しして。
それから、最後の作品を壁にとりつけて、
眺める。
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展示が完成して、うっとり。
 
アートって、うまいとか、へたとか、いいとか、悪いとか、ないと思う。
 
それは、ひと、や、いのち、と、おなじ。
 
どんなひとも、すてきだし、どんなひとも、おろかだし、どんなひとも、いいんだし、いのちは、そう、まどさんがいっていたように、うまれてくるものなら、なんでも、よろこばしいものなんだ。
 
アートは、いのち。
 
わたしはいつも、げきをつくるとき思うのは、「できたものが、いいもの」ってこと。
未来の作品を、ぼんやりとは想像できても、「これ」とわかるわけじゃない。こういうものがつくりたい、と、ぼんやりとは思えても、細かに指定することはできない。作品は、未来だから。未来は、知らないことだから。
 
できたものが、いいもの。
どんなものだとしても。
 
できるまでの、じぶんの手の中にある選択は、大事に大事にえらびながら進んでいくのは当然で、それでも、未来は、いつもわからない。いつも、予想を超えた何かが、そこには起こってくる。
そういうわからないものが出会って、たまたま組み合わさって、そこに、世界ができるのが、好きだなあ。それは、なんでもいい。わたしたちのいのちを、生き方を表すものでありながら、じぶんでは決められないもの。
 
「する」のじゃなく、「なる」もの。
 
たまたま、出会った人たちが集まって、作品をならべた今回の展覧会も、わたしは、ほんとうに、大好きだ。
うん、わたしは、みんなで、やるのが、好き。
 
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そんなこんなで満足しつつ、おいしいフォーを食べて、おやつを買ってもらって、別のカフェによって土曜日の予約して帰宅して、新たなるプリンタ様とはじめましてのごあいさつして、もう印刷中。
進んでるすすんでる。
 
どんどん進んでいく。
 
他にもいっぱい、ステキにいいことや、だめだなーと反省することあったけど、書き留める暇もなく進んでいくのであります。
 
明日も、新しい出会いが待ってる!そんな、ほんじつは水曜日。

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2017年12月 5日 (火)

拝啓 プリンタ様

公園での絵本シアター公演に向けて、夜なべ仕事に精を出した次の日、ぱたりと紙をすいこまなくなってしまったプリンタ様。すぐに病院にお運びしましたがなかなか連絡がなく、ずいぶんと心配しました。

待たされてまたされて、ようやく来たお返事は、プリンタ様はもう、生き返らないとのこと。新しいプリンタ様に、少々の金子を包めば交換してくださるとのこと。
短いじかんしか共に過ごすことのできなかったあなたを返してと言いたい気持ちを涙とともに飲みこみ、言いなりにお金を準備して、到着を待つこと幾星霜。
まだ、こない。
もう~。
慌てても仕方がないけれど、急いでお知らせしたいことがあって、お手紙を何百通もこしらえたいと思っているのに…
しょうがないからここですこし、お知らせをしますね。
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あのね、この公演、初日はちょっぴり先ですけれど、年内に私に申し込んでくださると、少しだけ特典、あるんです。
お友だちの皆さんは、メールや電話やSNSで、連絡ください。
 
プリンタ様、ほんとに短いお付き合いだったけど、楽しかった。ありがとう。大事にしているつもりだったのに、短いお付き合いしかできなくて、ごめん。次にいらっしゃるプリンタ様こそ、ほんとうに大事にします。
                             敬具
                             阿藤智恵

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2017年12月 3日 (日)

1週間のうた

缶詰日記はたまにお休みすることあるけれど

「お休みします」と宣言しないまま、

うっかり1週間というのは、たぶん初めて。

つまりは、人生でいちばん忙しかった1週間なのかもしれません。

27日に粘土で遊んだ翌日から、作品展の準備が本格化。

その合間に、こんなところ(クリックしてください)に参加したりもしましたけど、おおむね、ひたすら、作業でした。

作業のためには、やっぱり、ご飯づくりをしたりもしてました。

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お菓子を焼いたりもしました。

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くるみ割りをしたりもしてました。171128_143301

お菓子をいただいたりもしました。

171201_171701 会場でも、おいしいランチを食べました。

171203_122601 いっしょに拾って一緒に割ったくるみは、ケーキにしてもらえました。

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そんなこんなで、忙しくて美味しくて、愉快な1週間を経て。

本日、開幕しました。

「えんぴつのじゆうじかん」展。

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(実物を見に来てほしいから、写真はちいさく。)

「じゆうじかん」っていう名前、よくつけたなあ。

もう明らかに「教室」ではない。
同じタイミングで同じことを習って、よくここまで違うことに展開するなあ。

じゆうだ。

作業のお手伝いに来てくれた美大生Nさんもびっくり、ぽかんとしてました。

1年間、遊んだ遊んだ。
しあわせ。愉快。

みなさま、見に来てください。

●えんぴつのじゆうじかん展●
ムビリンゴにて、年末まで開催!

これまでの記録
★1回目=1月26日の日記
☆2回目=3月16日の日記
★3回目=9月29日の日記
☆4回目=11月8日の日記

そして、5回目のじゆうじかんを、会期中=年内に、開催します。
もしかしたら、お席があるかも。
ただいま日程調整中。
参加したい人は、ご連絡ください。

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2017年11月27日 (月)

夢の世界へ

好きなこともいろいろあるし、あこがれていることもいろいろあるけど

自然から、色をいただくことは、その筆頭に近い。

で。

草木染にも長年あこがれてきたけれど、

顔料を手作りしているこの方は、

内臓がひっくり返るくらいの、憧れそのもの。

手作りクレヨン工房 Tuna-Kaiの伊藤さん。

遠く北海道の、運転しない私には果てしなく思える地で工房を構える彼女に会えるチャンスなんて、一生あるわけないと思っていたら!

お隣の静岡県にお越しになり、ワークショップをしてくださるというではないか!

欣喜雀躍!即申し込み!

あとから、開場までは駅から20分タクシーに乗らねばいけないと知り、20分って……と往復の交通費を計算し、じゃっかん青くなって、そんなことしていいのか私、なにやってるんだ私、と思ったのも本当なんだけれど、でもでも、標茶町まで行きたいくらいに会いたい人じゃないか!いいんだ!それくらい!とお金のことは考えないことにして、行ってみたら……

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出迎えてくださったのは、和尚様と、伊藤さんご本人、そしてお友だち。

も、も、もしかして…参加者は…私ひとり……?

そう……かもしれないんですよねーとほほ笑む皆さま。

ごめんなさい~とひれ伏したくなったけれど

気おくれは一瞬でした。

卓上の、パンケーキ大会のようなセッティングにわくわく。

これから小麦粉粘土をつくるのだ!

材料は、普通の物ばかり。目がキラキラしちゃう。

まずはもうできている小麦粉粘土を、和尚様と並んでころころ、こねこね。

和尚様のようにきれいなお団子にならない。

姿勢から心構えまで、いろいろと教えていただきながら、ねっしんにころころ、こねこね。

手の平のここちよい感覚。夢中になる。

ずらりと並んだ顔料。

そのほとんどが、北海道の自然から、伊藤さんが手ずから色をいただいたもの。どきどき。

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写真は、ごくごく一部。いったい何種類あったんだろう?

伊藤さんのご指導を受けながら、材料をまぜて、こねこねして、5つに分けたら、好きな色を選んで、まぜていく。

迷って迷って選んだ、わたしの本日の5色。

171127_110301 手前から、えぞよもぎ、赤土、つくし、ふきのとう、おにぐるみ。

食べられるもの、植物をよく知ってるもの、近所で採れるものの中から、大好きなものだけ。

あ、赤土は、近所で見かけないけれど、「土」代表(?)として。かつ、今日のワークショップでは、おじぞうさまを作ることになってたので、赤い前掛けがほしかった。

図工も、美術も小学3年生からずっと苦手だったから、造形なんて、できると思わなかったけど、粘土をさわっていたら素直な気持ちになれた。

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つくりたてのおじぞうさまと犬。犬も、おじぞうさまですよ。

犬はオニグルミ色、おじぞうさまはフキノトウ色。

できあがったら、ニスを塗ると、長くおいておけるのです。

ニスをスプレーして、乾くのを待つ間に、和尚様に御朱印の書置きに日付を入れていただいたり、飛び入りでいらしたもう一人の方が粘土を作るのを一緒に楽しんだり(横からあれこれうるさい、とあきれられたけど、じぶんではお手伝いしていたつもり)、おしゃべりしたり。

乾いたおじぞうさまたちを梱包していただいて、お土産までいただいて、しあわせいっぱい、帰途につきました。

わずかな時間が、とてもとても夢みたいに、永遠みたいに感じた。

楽しくてあっという間だった、けれど、短くなかったんです。

夢の中みたいだった、ほんとに。

手の平が、今もまだ、気もちよくほかほかしています。

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自然から色をいただくこと、特別なことじゃない。

今日の材料は、わたしにもどれも、手に入るもの。

新しいものを買わず、いま、家にあるもので、顔料を作れるんだ!

伊藤さんのように美しく粉にできなくても、それはちっとも構わない。

つくれるんだって知ってしまったから、たぶん、そのうちやると思う。

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本当に本当に、心の底から、あこがれることは、

じつは、たいていは、できることだったりする。

このせかいって、なんて美しくて、なんて気前がいいんだろう。

ほしいものはいつだってそこにあって、いつだって、遊べる。
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今日の会場は、函南町の長光寺

どうしてもいきたい!と思う催しが続いていて、来週、また行きます。

お借りした入れ物に、何を入れてお返しすればいいかなあ。

タクシーの車窓から見えた富士山は、来週も美しいかしら。

東海道本線で見る、海も楽しみ。

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2017年11月25日 (土)

初冬の路上珈琲店

年に一度のひこばえまつりに出店しました

と、はりきって、素敵写真をたくさんあげたかったのですが

てんやわんやでそれどころではなかった。

おまつりだものね。おおにぎわい。

 

心優しいお客様のおかげで、1年間たのしみにしていた

つきたてのお餅にはありついたものの、

焼きそばも食べ損ねたし、工芸部の作品もみられなかった。

いつもお世話になってる方々のコンサートもあったようだけれど、

ギター抱えて急ぐ姿をうしろから見て、戻ってきてへろへろになって

「がつんと濃いのをいっぱい」と所望される姿を見て

そんなのがあったのかな?盛り上がったみたいだなあ…と

想像しただけにおわった。

ほかになにか見損ねたり、食べ損ねたものがあるかもしれない。

そもそも何があったのかわかっていません!

お昼にはイベントの時にしか出会えないパンと

いつも大好きな土曜日限定サンドイッチは食べられたけど

一口食べては、お客様のお相手、

一口食べては、お水くみ……

まともに味わえたのか?それもわかりません!

 

ここちよくつかれた帰り道、黄葉。

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日差しぽかぽかで、お昼ごろは汗ばむほどでした。

楽しかった!

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